2015年01月02日 03:34
最近色々と工具をそろえました
工具を揃えるのに色々調べてみましたが、工具も本当にピンキリみたいで、高いものはとんでもなく高かったりします。
安いものは、精度が悪かったり、強度がなく、耐久性が低くすぐ壊れたり、使い勝手が悪かったりするけど、高いものとはそういう部分が劣るかわりに安いのです。(安物買いの銭失いになる場合もあるので良く考えて購入しましょう)
まぁ私の場合、買ったとしても1万円以内の工具で、うんうん唸りながら、検討に検討を重ねて購入します。
それもどうしても必要で、安いものがそれくらいの値段しかない時です。
良いものを買って長く使うか? 間に合わせの安いものですませるのか? 色々な考え方があるようです。
プロではないので、そんなに使用頻度も高くないし、暇な時にその工具(道具)をいじってるだけで面白い、そんなものをそろえたいなぁと思ってます。
マルチツール、小さい、なにか工夫があって面白い、シンプルでかっこいい、そんなのが好きです。
前置きが長くなちゃったですけど、そろそろ今回の記事に行きましょー
今回紹介するのはこちら
「ベストツール CR3-04590R 3WAY ラチェットドライバー change3」(レッド)です
なぜブリスターに入った状態の写真?
箱書き(?)が見たい人もいるかなぁとか、ホームセンターとか実店舗で買う場合の手助けに…なんていうのは後付の理由
本当の理由は次の写真
そう、「Try It! お試し下さい。」
このラチェットドライバーメインの売りである、軸が可動式で3タイプのドライバーとして使える機能が、お店に吊るしてある状態で試せるのです。(ラチェットの回転方向切替、ラチェットの動きの確認もできます)
玩具やライトなんかでこういうお試しのできる物って、たまにあるけど、工具ではめずらしいですよね。
ブリスターを壊して取り出す前に、何度か試して堪能しました。
他にも、ドライバーの機能とは関係ないけど、ハンドルに張ってある裏側のロゴマークが鏡文字になってたりと、細かいところもこだわってます。
えっと、取り出しました…試せるブリスターのかわりに非常に丈夫(溶着部分が長くて場所も多い)で、商品を取り出すだけなら簡単なんだけど、中の紙は分別しないといけないので、それを取り出すために全部分解したら大変でした
と、余計な話はこのくらいにして、ざっとこの商品の機能を紹介します。
先ほど少し触れましたが、このラチェットドライバーの売りは、軸が可動式で3タイプのドライバーとして使える事です。
※ブリスターに入った状態の写真参考
T型(90゚)
ブリスターに入った状態の写真の状態、トルクをかけてネジを締める、緩める時に良いです。
ラチェットを固定にして、軸に手をそえてハンドルを手でまわせば、素早くまわす事ができます(が、簡単にモード変更できるので、素直にストレート型にすれば良い)。
ピストル型(45゚)
通常のガングリップタイプと違い、両側にハンドルがのびているのが特徴、基本的にラチェットを効かせておかないと使いづらそう。
トルクの必要で作業スペースが狭い時に良いんだと思う、素早くまわす事はできない。
ストレート型(180゚)
普通のドライバーと同じ形状、作業スペースが狭い場合や、素早くまわすのに向くが、押す力、まわす力をしっかり意識して使わないと、トルクが入る作業で、ネジの頭をなめやすい。
軸切替え方法は、ハンドルの丸いボタンを押し、軸を動かす。
ボタンは押し続ける必要はなく、押して少しずらしたら離しても良い。
ストレート型にする場合だけ、軸がハンドルに入る辺りで少し固いが、「パチッ」と音がするまで押し込む。
次はハンドルです。
ちょっと写真が曲がりましたが、ハンドルの開口部です。
ハンドルは太めだが、指の短い私でも握りにくいとは感じない、このラチェットドライバー結構重量があるのだが、グリップ中央に一番重いラチェット部が収まるので重量バランスが良く違和感もない、表面のゴムもしっかりと滑り止めとして働いてくれる。
少し気になったのは軸の収まる開口部、フチが鋭いので指が触れると違和感がある、ただ、鋭いといっても素材はゴムなので手を怪我するような事はないのでご安心を。
ハンドル後部のネジ式キャップを開けると、ビットキャリアーが内蔵されている。
ビットキャリアーはただの穴なのでビットを固定する機能はないので、下向きにしてキャップを開けると、ビットがこぼれ落ちるので注意!
ビットキャリアーのネジはピッチが広く、約1回転で開閉ができる、四角ネジでキャップはPP製で少し柔らかいので、ネジを締め切って最後に気持ち締めこめば(実際に回るか回らないか程度で良い)軽く食い込むのか、しっかりと締まる。
穴の深さは28mm程なので、長さ25mmのビットや、それより短いショート丈のビットなら自由に入替えできる。
付属の25mm長ビットでもキャップを閉めた状態で中で動いてしまうので、気になるようならキャップ内側にスポンジ等を貼ると良いかもしれない。
ちなみに、キャップを閉めた状態で、ビットホルダー端面より6mm程キャップの深さに余裕があるので、25mmより若干長くても入るかもしれないが、キャップにはテーパーが付いているので、25mm以上のビットで幅の広いマイナスやサイズの大きいヘックス等は、キャップ内側に干渉して入らないものもあるかもしれない。
ここから写真はないですけど、文章にて説明します。
ビットホルダーは、スライドしてビットを固定するタイプで、しっかりとビットが固定される。
ただし、ビットのシャンクに刻まれた横溝を使って固定するので、横溝が無い場合はしっかりと固定できない
電動工具のビット、両端にツールがあるビット等はきちんと固定できず、軽く引っ張ると滑って抜けてしまうが、ものによっては完全に固定できないが作業中に抜けない程度に固定できるものもある。
(電動工具のビットでも、シャンク端面からへこんだ部分までが短ければ、ロックがかかり、しっかりと固定できる)
ビット装着
スライダーを六角穴方向へスライドし、ビットをセット、スライダーを離し、ビットを軽く押し込むと「カチッ」と音がして装着完了。
ビット脱着
ビットに指をそえ、スライダーを六角穴方向へスライドすると、ビットがバネの力で飛び出す。
(指をそえていないと、ビットがバネの力でどこかへ飛んでいってしまうので注意)
ビットホルダーは、スライドしてビットを固定するタイプで、しっかりとビットが固定される。
ただし、ビットのシャンクに刻まれた横溝を使って固定するので、横溝が無い場合はしっかりと固定できない
電動工具のビット、両端にツールがあるビット等はきちんと固定できず、軽く引っ張ると滑って抜けてしまうが、ものによっては完全に固定できないが作業中に抜けない程度に固定できるものもある。
(電動工具のビットでも、シャンク端面からへこんだ部分までが短ければ、ロックがかかり、しっかりと固定できる)
ラチェットは、締め、緩め、固定の3動作で、モード表示目盛はラチェット部に印刷されているのだが、ストレート型では現在のラチェット動作モードがグリップ内に隠れてしまうので確認できなくなってしまう。
切替動作は切替え部を時計方向に回す時、若干抵抗が大きい感じがする
動作は普通だと思う、固くはないし、驚くような軽さもない、ただ引っかかり等はなくスムーズに回転する。
ギア数は48枚で、トルクは700kg/cm(Kgf/cm? N/mに換算すると68.6N/m)なので本締めもできます。
(チョイノリ(SUZUKIの原付)のクラッチをとめているナットが50N/mで、トルクレンチで締めたけど、そのトルクレンチが短いこともあり、結構大変でした。
それを考えると、このドライバーでそんなにきつく締めること自体難しいと思うので、とても頑丈なんだと思う)
ドライバーは回転させる部分が、ネジと同じ軸線上にあるので、そんなにギア数(送り角度)が細かくなくても問題ないのでは?と個人的に思うので、ギア数が少ないけど、とっても丈夫なら良いと思います。
(レンチみたいに、ネジと回転部分が離れていると柄が長いほど、送り角度が細かいほうが、限られたスペースで回すことができるので重要なのかな?と思います)
スペック
材質
グリップ PP,TPR,ABS樹脂
ビット S2(SVCM)焼入加工
ラチェット部 焼結合金、CR-V
ビットホルダー アルミニュウム
サイズ(実測値、素人採寸なので正確ではありません、あしからず)
本体
ストレート型 φ36xL155mm(ビット装着時、軸固定ボタン含まず)
T型 W115xH115xt36mm(ビット装着時、軸固定ボタン含まず)
ビット 6.35mm(1/4inch)xL25mm
ビットキャリアー穴 約φ7.3xL28.4mm
重量 260g
許容トルク 700kg/cm以下
付属ビット +(1、2x2、3)、-(4、6mm)
カラー レッド(CR3-04590R)、イエロー(CR3-04590Y)、ブルー(CR3-04590B)
柔軟に状況に対応でき、機能もしっかりしていて、予備ビットを内蔵できる。
反面、ラチェット機構を搭載してるので、普通のドライバーに比べれば重量がある、ハンドルが太い事は人によっては欠点になるかな?
ネット購入する場合、あまり扱っているお店がないのが欠点かなぁ、値段は¥1,600位(送料込)もう少し高い場合もある。
ホームセンターでも扱っているようなので、見かけたらいじってみて、気に入ったら買ってみてください。
工具なのでナチュラムさんでは取り扱ってません。